篠山市伝建H家保存修理2011.0901

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苔むした屋根瓦・・・江戸中期の土蔵の屋根。殆ど手が入れてない状況、江戸中期の瓦かも・・・200年以上経ている瓦、ズレはしているが凍害で割れも少ない。修理では、淡路瓦の黒いぶし桟瓦・64判で葺き替える。


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ケラバ廻りは風害も受けやすく傷みが激しい。母屋鼻も腐朽して終い、無くなってしまっている。垂木はケラバは腐朽しているが、中間部は健全である。留め付け釘も角釘である。建築当時の物と思われる。やはり御徒士町の下級武士の住宅、土蔵も商家の造りに比べ部材等が貧弱である。


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母屋材とケラバ鼻材とが別部材として継ぎ足してある・・・ 此処だけではない、全ての工法として部材断面が小さくされている。塗り込み仕上げとして塗り代寸法を大きくしない為の手法なのか・・・初めて遭遇する工法である。痕跡を調査しても、どうも最初からの組み方のように見える。長尺材が手に入らないからこその大工職人の仕事の様である。下屋部分と大屋根部分とは違っていると考察しているが・・・ まもなくそれも分かる。


ただ傷んだ部位だけ修理をするだけでなく、当時の建築工法・職人の技法など考察しながら記録を残し修復する。伝建保存修理の進め方です。

淡路黒いぶし瓦
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