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篠山市伝建H家保存修理2011.08

H23年度の伝建保存修理工事を着手した。
篠山城下町、御徒士町の武家住宅主屋・土蔵の保存修理です。伝建修理が行なわれるのは2回目の修理となります。道路に面するファサードは2年前、今回は主屋の外壁・屋根の修理、付属屋の土蔵の外部全面修理です。
当H家は御徒士町(武家町)に残る武家住宅の中で一番古い建物といわれています。180年前の当町の大火にも焼けずに残った武家住宅で、江戸中期の建築とされています。

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土蔵より着手、竹林に囲まれて・・・ 雑草と伸び放題の竹林、まず草刈りの準備作業から始まっています。仮設足場を架け、外壁の解体撤去。鉄板で外壁が補修されているが元の状態へ復元修理の為、屋根、外壁の解体が始まりました。


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漆喰塗が剥落し、塗り込み荒壁の大きな構造クラックが現れて、軒裏のヌタグリ塗り込みもかなりの傷みがあります。外壁・軒裏共全面下地の荒壁まで現し、補修して中塗り行程(2回)・仕上げ漆喰塗りと進めます。


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着手1日目からこんな状況が・・・ 覆い隠されていた外壁が現れると、過去の修理?の痕跡が。
隅部の通り柱の柱脚が?? 何だこりゃ!場当たり的な修理とはいえない手当てがなされている。またいつ沈下するか分からない状態で、沈下すれば仕上の壁に亀裂が入る。予期しないことですが、見え隠れ部位は蓋を開けてみないと分からないとこがあり、リスクも大きい。 
このまま見てみぬ振りをして黙って蓋をしてしまうとんでもない業者も世の中には居ることでしょう。しかしこのようなことは現実に存在する。予算有りきでしかたないという論理であるが、建築主は災難である。


篠山市伝建保存修理工事は、土蔵関係も多い。商家町では殆ど土蔵がある。何処とも建築年代は100年を超えるものが多く、傷みも進んでいることが殆どである。現在では農山村地域にも土蔵関係が残されてきているが、修理には高額な費用、手間が掛かる。 従い特に必要性が無ければ一般的に予算をかけず、簡易的な修理をしていることも多い。 左官仕事が主となる土蔵、匠の技術を見せ付けられる土蔵。しかし腕を振るう現場が少ないのが現実、伝建修理を通して伝統の左官塗り技術を伝えていく責任を感じています。


伝建土蔵保存修理
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