スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

土蔵保存修理/伝建保存修理完成~左官匠の技/さか井建築設計事務所

H22年度伝建保存事業の完了。最後の土蔵入口の観音開き土戸の修復…

土蔵の建直し・レベル調整・曳き家工事により、建具の建て付け、召し合せ

が全く合わなくなった。扉の厚みも従前の場当たり的修理でゆがんでしまっている。

吊り金物も解体点検、補修後吊り直し、左官塗りの修理・復元… 匠の技!

現代左官工法の中では、実際町場の中で経験者が極めて少ない… 従い修復には

どの位のコスト・時間等かかっていくのか把握し難いのが実情であった。

また、全国各地にそれぞれ地域の特性、個性的な技術が伝承されてきているが

伝建の修復、復元という意味において、この丹波地方に伝承されて来た技法…

それを踏襲することを基本として修理を進めてきた。

荒壁下地の竹も真竹であるが、地方によっては違う工法(竹の種類の違い)もある。

伝建修理、復元工事を通じて、左官の若匠(若い匠)に伝統技術を継承するいい機会

でもあった。 建築業者、設計者にとっても向学心を掻き立てられた現場でもあった。

    P1030192-00.jpg 
   
    P1030191-00.jpg
扉の竹・木軸等は健全であった、中塗り工程からの修復です。

    P1030190-00.jpg

    P1030194-00.jpg

    P1030188-00.jpg
中戸の土戸も漆喰仕上げの剥落等の修理、塗替え施工。


篠山 土蔵修復・修理

スポンサーサイト

土蔵修理~伝建保存修理工事完成近し!:さか井建築設計事務所

年度末を控え、本年度の伝建保存修理工事の完成をまもなく迎える。

今年の冬、例年になく寒さの厳しい年であった。土蔵の修理時期として

最悪といえる環境の中、施工業者の努力で工期末までに間に合いそう…

  P1010024-00.jpg
   現状:2棟の(衣装蔵・道具蔵)

兵庫南部大地震により2棟共壁に構造亀裂を起こしている。

壁4面共に水平方向に亀裂。荒壁まで亀裂が部分的に入っていた。

  P1020917-00.jpg
  修理後の写真

保存修理の趣旨から、不同沈下による曳き家工事での全体を揚屋。足元から

の修理、荒壁竹下地の腐朽による荒壁の剥落・・・ 伝統工法による保存修理

とした。観音開きの土戸の吊り直し、下地からの塗り工程修理… 施工中です。


  P1010015-00.jpg
商家の主屋、ファサードの保存修理です。明治期初期の建築です。

旧呉服商であった商家です。

  P1020913-00.jpg
昭和初期にファサードが改変されて現在まで・・・ 創建当時より昭和初期の

姿に復元しました。 完全復元ではないが、現在の生活様式にも配慮する

ことも必要で、少し頭を悩ますところでもあります。

ベンガラ塗りも既存の塗り痕跡がはっきりと残っており、色合の復元を

しました。 所有者がこの手の専門的な学術知識をお持ちでしたので、協働

作業による復元となりました。


関連:http://www.eonet.ne.jp/~sakai-arc/denken2010-17tsukamoto-setsuo.html   さか井建築設計事務所HP

左官職人の匠の技・Ⅱ~土蔵修理・なまこ壁

本年度事業・伝建保存修理工事も後一週間の工期。

手間の掛かる土蔵修理、なまこ壁の工程に入った。途中既存張り付け

平瓦のサイズが違うこともあったり、急遽追加発注!

  P1020832-00.jpg

土蔵の腰、四方面なまこ壁です。 竹串も数千本必要… 四半模様張り。

  P1020836-00.jpg

既存の古平瓦は精度も悪く、ゆがみ、捩れている。上手く出面を合わすのも

匠の裏テクニックでしょうか。張り難いのは確か。

  P1020871-00.jpg

  P1020870-00.jpg

平瓦の薄い色が古瓦・・・ 濃いのが新しい平瓦です。何となく古瓦の色

の方がしっくりして、保存修理に合って居そうにも見える。

土蔵全体を防寒のため、シートで覆っているので全体像の写真が撮れない。

まだ大変な観音開きの土戸が残っている… 別途工事で工期終了後に保存修理。

吊り金物のからの修理、扉を外して柱との取り付きから修理である。

建物全体を曳き家工事で水平に据え直した関係で、扉の召し合せが合わなくなった。

手間隙のかかる左官仕事、匠の技を見せる絶好の現場である。

若匠もしかり、設計者にとっても中々手がける機会のない保存修理現場でした。


土蔵なまこ壁四半模様

左官職人の匠の技~土蔵修理/丹波篠山・伝建地区

現在、丹波篠山の伝建地区内の土蔵保存修理工事を進めています。
土蔵の大壁漆喰塗りが兵庫南部地震の影響で大きく構造亀裂を起こしています。
保存修理のため、剥離・浮上がっている土壁を落とし、小舞竹下地から修復を
していますが、本格的な修理は現在では機会が無い…
コストの問題もあり、簡易的な修理で済ますケースが多いのが実情です。
また同時に海鼠壁の修復・土戸(開き戸)の取外しなど左官工事の粋を集めた
修理現場となった。

     P1020152-00.jpg
不同沈下の修正のため、曳き家工事でジャキアップ…全体の揚屋、土台の差替え、延
べ石の設置等・・・また屋根面全体の修復、復元など本格的な復元修理現場となりました。

     P1020256-00.jpg
構造亀裂の修復・・・ 掛け縄という修理手法とのこと。下げ緒なども・・・
土蔵2棟同時に同類の壁補強を進めています。現場では若匠をベテランが指導しながら…
いい経験となるでしょう!

     P1020201-00.jpg
柱脚部分の壁土の塗り付け… 団子状にした壁土を投げ付けながら塗っています。
若匠・・・ 泥まみれになり、小雪の舞う寒い中頑張っています。この経験は
必ず活きて来るはず!!

土蔵修理・左官の匠


リンク
カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

05月 | 2017年06月 | 07月
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -


フリーエリア
RSSフィード
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。